休暇を増やす【働き方改革】フランスと日本はこんなに違う!

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フランス人はヴァカンスが大好き。

夏には1ヶ月ほどの休暇を取って、静かな海辺での〜んびり日光を浴びたり、船で旅をしたりします。

これは日本でも有名ですよね。ドラマなどで見聞きした事がある人も多いと思います。

しかーし!

それって一体どうしたら実現できるの?日本ではどうしてそれができないの!と思いますよね…?

私もフランスで暮らすまではそう思っていました。

だって私、いわゆる超ブラック業界で、一週間近く風呂にも入らず仕事をし←筆者は女性

挙げ句の果てにうつ病になり、今生きてるのって奇跡かよというような真っ暗な日々を数年過ごしなんだかんだフランスに住むことになったのです。

それはもう、フランスの暮らし方、働き方が気になりましたとも!

フランス人はどんな働き方をしているのか、ヴァカンスの間仕事はどうしているのか等…日本の働き方とどう違うのかまとめました。

フランス人の働き方 日本人とこんなに違う!

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1・時間外労働は100%しない

そもそも、時間外労働をする理由が全くありません。

これ、日本の劣悪労働環境にどっぷり浸かっていた私には意外というか目からウロコでした。

えっ?って思った方、でも考えてみてください。労働ってそもそも何でしょう?生きていくのにお金が必要だから、仕方なく課せられた枷ですよね。

お金をもらえない労働を、上の指示で、やるしかない状況にされている人間の事を、世界では奴隷と呼びます…。

奴隷って言葉を意識すると辛くなりますね…まぁ…認めたくないですが私は奴隷だったと思います。うぅ…

フランスでこんな経験をしました。留学中、自分の事をプレゼンテーションするという授業で、私は自分がいかに働いていたかをクラスメイトの前で話しました。その時のクラスメイトの反応はこうです。

「え?意味がわからない」

「なぜそうするの?」

日本で同じ事を話すと「えーっ、大変だね。忙しいんだね」と同情して貰えるので、全く分からないという外国人の反応に驚きました。

もともと奴隷の文化があった欧米では、労働=能力の無い人のする事という考えがあるようで、頭の良い人ほど効率よく仕事を終わらせるという考えが根付いているのです。だから自ら長時間労働をする事が理解できないというわけです。

 

2・顧客のために何かを犠牲にしなくて良い

フランス人の働き方って、日本人から見るとすごく適当で手抜きです。

住んで体験するとびっくりします。

例えば、

  • 郵便物が届かない。
  • 公共の手続きが進まない。
  • 市役所の人も間違った事を平気で言う。
  • 修理しても完璧には直っていない。
  • 時間に遅れる。
  • 電車の部品が壊れていてもずーっと放っておく。
  • お店がの休業日が多い。

そんな事は当たり前。ヴァカンスの時は特にそう。でもそれでいいんです。フランス人はそんな事ではイライラしません。

私は住み始めた頃かな〜り腹が立ちました笑。もう信じられない!日本に帰るって。

でも、フランスは労働者が日本よりよっぽど幸せそうに見えます。

  • 歌を歌い、世間話をしながらレジ打ちする店員さん
  • 大事な書類をおざなりにしつつディナーの待ち合わせに走って行った弁護士さん

それでいいんです。すごく人間らしいです。私はそれを見てフランスが大好きになりました。

日本だと、顧客に迷惑がかかるから今日終わらせよう。やらなきゃ会社にクビにされるから働かなきゃ…ってなりますよね。でもそれじゃダメです。

労働者と顧客が変わらなければ。日本は労働者の地位と権利が低すぎます。

もう、相手への迷惑なんて考えは捨てて、時間内に終わらないものは捨て置きましょう。

それで死ぬ人はいませんが、過労や自殺で死ぬか苦しむ人は沢山います。

…重たい事を言ってしまいましたが、病気なんて弱い人がなるものだと思わず、自分の地位と価値を上げる為にそう主張した方が良いです…。うつ病治りかけの私が言っておきます…

日本の経営って、従業員に重圧をかけてやらせればお得に済むから経営者が工夫しなくて良い環境を作りやすいです。心当たりがありませんか?

時間対利益を工夫するのが経営者の仕事であり手腕です。取引先には低姿勢で、部下や下請けを怒鳴る事じゃない。

顧客のニーズに応える為無理をするのは、自分たちの労働の価値を下げている

…と意識してください。

「なぁんだ簡単にできるんじゃない」って思われます。永遠に。

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↑…先日ルーヴルで見つけた彫像です。日本ではよくこのポーズしてたなぁ…

3・頑張るって何?

一生懸命・頑張る・努力……

これらの言葉は欧米には無いと知っていましたか?特に「頑張る」という言葉は翻訳出来ない。

フランス語の先生にも聞いて見たけれど、その言葉は無いそうです。

そもそも頑張るって何でしょうね…心拍数を上げるとか汗をかくとかでしょうか?

英語で似た言葉を探すなら

Do my best !   ベストを尽くす

でしょうか。

頑張るという言葉には具体性が無いので、目標の薄い長時間労働を助長する言葉になっていると感じます。

また、日本にはプロフェッショナルとか←日本で大好きだった番組

情熱大陸とか、仕事に人生を賭ける人をキラキラと特集する番組やドラマがいくつもあって、それが欧米の人々とは違う過労寄りの考え方を小さい頃から埋め込まれていると感じました。

一昔前ならそれでも良かったのかもしれないのですが、フランスに来て感じるのは、

外国人にとって日本人は、超使いやすい便利な奴隷かもなぁ…って事です…

実際日本企業と提携している外国企業の目的って、これが大きいと感じるのですが…

だって、「やれよ!」と言えば、ストライキもせずに、給料を支払わなくてもやり遂げる労働者って他の国に居ませんよね。

彼らに任せて褒めておけば、自分たちの面倒な仕事はスムーズに進み、自分の素敵な休暇が取れるというわけです。お得。

これはフランスに限らず、世界中ですね。

4・休暇を楽しむ為に、労働をする

大きな使命や老後の為…という意識を持つのも良いですが、そもそもゆっくり休む為に今労働をするんだという考えを忘れないようにしましょう。

その意識は、短時間で高い利益を上げることに繋がります。

フランス人は皆、「家に帰ったら何しようかな〜」「今年のバカンスはどう過ごそう」と考えつつ仕事をしています。

それはとてもハッピーな事だし、

何より彼ら、退勤時間近くの仕事のスピードが本当に早い。とにかく早いしとっとと帰る。

旅行で来る事があれば、閉店時間 間際のスーパーへ行ってみてください。

9時閉店なら9時に鍵を閉めて帰りますからね〜。お客さんに閉店の声をかけて回りつつ、電気も先に消して、集金作業も接客しながらこなします!パワフル!

日本より時間対利益率が高い理由がわかります。

 

 

さて、こちらの記事で、何か気づきがあれば嬉しいです。

日本はどうしても外国の情報を得にくいので、自分達の常識がズレていても気づかず、単純な事を修正できずストレスを溜めているかもしれないなぁと思います。

もっと楽しく、仕事をしていいんです。

私のように労働で身体を壊す人が増えませんように!

休暇がたっぷり取れると、新しいビジネスのアイディアも浮かびますよ!

 

まだまだ外国暮らしの中で気づきは増えそうなので、またあればまとめさせていただきます。

それでは!アビヤントー!(*^^*)

 

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