よく眠れるけどうつ病でした-心療内科は怖くない

f:id:emily_kawa:20181102145135j:plain 

皆さんどれくらい当てはまりますか?

 

これは私がうつ病だと診断された当時の主な症状です。 

 

一般的なうつ病のイメージとは多分違いますよね?私自身、うつ病は不眠症と食欲不振を伴う物だと思っていたので、自分がうつ病だとは思っておらず、病院に行って「うつ病ですよ」と言われた時には驚き、「どうして?」と思いました。

うつ病って、不眠と食欲は必ずセットではないようなんです。お医者さんの診察でも不眠や食欲の有無は診断にはそれほど重要ではないようで、多分一番大事なポイントは、「もう生きていたくない」という部分なのだと感じました。

それって気分でしょ?・・・って思う方もいるかもしれませんが、今思えば当時の私の状態は異常で(毎日もう死のうと思っていた)しかも薬で改善したのでとても不思議です。

 

私は3年程前にうつ病と診断され、今は薬を殆ど必要としない状態にまで回復しました。当時の私は自分を怠け者だと思い、自分を毎日責め続けて、病気じゃないと思っていたし、病院でも先生にそう言われて冷たくされるだろう。だいたい、精神科になんて行ったら人生の終わりだ。もう苦しいからいっそ終わらせたい。死にたい。死ななきゃ・・・と思っていました。

 

今苦しんでいる人が、もっと早く心療内科に行けるきっかけになるよう、今日は心療内科がどんな所なのかを中心に書きます。

 

自分は病気なのかどうか?

まず、うつ病の症状は腹痛や頭痛などと違ってはっきりと形容し難いものなので、大抵の人は、「自分はうつ病に違いないから病院の予約を入れよう」とはならないものです。だいたい、気持ちが弱いとか怠けていると思って自分自身を責めますし、家族や会社から役立たずと責められることもあります。

じゃあどうすればいいのか?

ポイントは

 

「何かがつらいのならあなたは病院に行っていい」

 

という事です

それが、生きる事そのものでも構いません。ずっと仕事に集中出来ないということでもいいです。一見自己責任と思えるような症状でも、お医者さんは真剣に聞いて相談に乗ってくださいます。薬でなくカウンセラーを紹介してもらうことも出来ます。

ですので、辛い時はとりあえず病院に行ってください。私は数ヶ月かかってしまいました。

 

病院に行く前の私の症状

参考までに。私はこうでした。

興味のない方は飛ばしてください。

【うつ病の人の考え方】

  •  生きる価値のない自分が、他の生物を犠牲にして食事する事が申し訳ない(けど食事をやめられないからまた自責する。)
  • 息をするのが申し訳ない(こんな何もできない自分がなぜ酸素を消費するのか分からない)
  • 申し訳なくて、家で毎日泣いて土下座 

 

あ〜・・なんか書くと笑えますね!

当時は真剣にそう思ってたけど今見ると笑えます・・・!

 

でもこれ、後にうつ病だと打ち明けてくれた友人も全く同じことを言っていて意気投合しました。

 

 

心療内科(精神科)は怖くない

心療内科と精神科の違いははっきりとはありませんが、大抵は大病院だと精神科になります。どれくらい重症の患者を扱うかという違いのようです。ですので、初診ならまず近所の心療内科を受診する事になります。電話で予約が必要です。心が弱っている時にはハードルが高いですね。

嘲笑されたり、傷つく言葉をかけられたらどうしよう・・・と思いますよね。

私も、もし病院で何かひどいことを言われていたらその日に死んでいたと思います。

だから勇気がいるんですよね。死ぬか、医者に行くかの二択になってしまうから。

 

大丈夫です。

 

私は引越しなどで3人の医者に診てもらうことになりましたが、

心療内科の医者とスタッフはみんな驚くほどいい人です

最初はびっくりしました。内科ではひどい扱いをされた事もあったから余計に。

でも考えてみてください、私やあなたよりもっとひどい状態の人を診る人なんです、性格がきつかったり聞き上手じゃない心療内科医は商売になりません。患者がパニックになったり暴れたりする可能性もあるんですから。心療内科医は親切で優しくないと生き残れません。だから大丈夫です。みんなもれなく優しいというか人当たりがソフトです。

医院探しにはコツがあります。

【病院探しのコツ】

  • 事前に電話して予約をとる
  • 家から近い病院を選ぶ 

 

お医者さんはみんなだいたい優しい方なので、どこを選んでもあまり心配ないのですが、家から近いかどうかは結構大事です。心が疲れている時に、電車や車で人の多い場所へ行ったり遠くに行くのは余計に負担がかかるからです。

初診の後、薬が処方されたら3〜5日でもう一度行く事になります。その後は薬が合えば1週間に一度、一ヶ月に一度・・・と減っていきますが結構な回数通う可能性があるので、負担の少ない場所を選びましょう。ストレスのかかる生活は病気の治りを遅くします。 

 

私は夫が代わりに探してくれました

まあ情けないですが、病気じゃないと言い張る私の代わりに、夫が代わりに近所のクリニックをネットで検索してくれました。

 

本当に助かりました。うつ状態の時って、考えがまとめられない、決められないという症状も出るので病院を探すのも辛いんですよね。

もしあなたのそばに頼れる人がいるなら、病院探しをお願いしてはいかがでしょう。

また、これを読んでいるあなたが、誰かの代わりに病院を探しているのなら、本人に一言伝えてから病院探しをする事をお勧めします。事後報告だと強制感が出て追い詰めてしまうかもしれません。

 

 

病院予約は誰かに頼んでも大丈夫です

私は、夫が「予約してあげる」と言ってくれたものの、自分でしました。

でも家族や信頼できる人に頼んでも大丈夫です。代理で電話予約をする方は結構いるようで、私が電話した時も「症状が出ているのはあなたご本人ですか?」と聞かれました。やはり自分で電話できない状態の人もかなりいると思われます。

私は電話でこう言いました

「眠れない」とか「食欲がない」という症状がない場合、電話でなんて説明したらいいかわからないですよね。

私がした説明はこんな感じです。

私「あの……なんか……なんか……仕事が出来なくて…家事もずっと出来なくて…熱も出たりして…最近…それで…あの、そちらに相談したい…です」

すごく曖昧なんですが本当にこうだったので仕方ない。

軽く症状を聞かれてからスケジュール決めします。

 

初診日に家族や友人同伴でも大丈夫

家族同伴で通院する方も結構居ます。

客観的な視点でも症状を伝えてもらえるし、何より安心感があるので良いと思います。

私は迷ったんですが結局一人でいきました。

 

いざ相談

30分くらいかけて詳しく症状や仕事のことなどを話します。

 

私の場合

実は私は妊娠を希望しており、

先生は、薬を希望しない私に、こころの相談所やカウンセラーをいくつか紹介してくださいました。

しかし先生に、「ちゃんと薬で治した方が良いかもよ?」

と言われ、確かになぁ…と思ったので、結局薬での治療を選びました。

ちなみに、私の薬は妊娠中も問題ないものです。同じく妊娠希望の方、相談してみるといいですよ

 

病院へ行って変わった事

【病院へ行って変わった事】

  • 一気に症状改善
  • 先生が居るという事が、心の支えになる
  • 死にたい気持ちが減る
  • 周りの理解が得やすい
  • 同じ病気の人と話が合うようになる

 

自分が病気だとわかると、色んなことが仕方ないと思えて心が楽になりました。

周りの理解が得られるのもいいです。責められない状態になると一気に症状が改善してきます。

仕事は辞めることにしましたが、もう仕事場に行くのも嫌だったので、残していた荷物を送ってもらう事にしました。申し訳ないけれど病気なので仕方ないです。

意外と周りにうつ病の人って居るもので、私がうつ病だと打ち明けたら、「実は私も」という人が結構いて、薬や病状について「あるある〜」って言い合えるのがとても心強いです。

 

まとめ

この記事で、つらい方が救われることを願います。

今似たような症状でお悩みの方、「なんか文が長くて息苦しかった」のでは?

文章を読めない、うまく理解できないのもうつ病のよくある症状なんですよ・・・。あなたのせいじゃありません。まあ、私の文章力のせいではありますけど笑。

つらい方へ

長文を読むのがつらいのはうつ病のせいです。オレンジの枠の中だけ目を通してみてください。そして病院に予約を入れてください。あなたの仲間はたくさん居ます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です