日本の金持ちがひどすぎる!あまりにお粗末な人たちの考え方
日本のお金持ちってマナーが悪い人が多くないですか?
日本のお金持ちって嫌われますよね。
正直納得です。
マナーといっても食べ方ではなく(食べ方が汚い人も多い気がしますが…)
態度や心持ちや考え方のことです。
ずっと心にモヤモヤを抱え、言いたかったことなのですが、
今日は日本の残念なお金持ちが、世界とどうズレているのか考えます。
フランスに住み始めた時は、ヨーロッパに残るあからさまな階級制度みたいなものを感じて驚きました。公式には平等ですが、上流階級と下流階級がはっきり分かれているんです。そしてそういう文化が嫌いでした。
そしてそういう階級なしに誰にでもチャンスがある日本の文化を誇らしく先進的だと思っていたのですが、
今はヨーロッパの階級制度の方が合理的でみんな幸福になれるのではないか?という考えでいます。
本当は誰にでも多くのチャンスがある社会の方が素晴らしいに決まっているんですが…
日本のひどい考え方のお金持ちを見るとがっかりしてしまいます。
もちろん全員ではないですが。
どこがひどいか
まず、どうしてお金が稼げない人を馬鹿にするのでしょう?
不幸な人を見るとお前の努力不足だと言いがち。
たびたびSNSを大炎上させる実業家や政治家がいますが、そもそも自分より成功していないと思う人たちを下に見ていて、発言が下品では?
プライドが高く、ちょっと失礼なことをされたと感じると、店員を怒鳴ったり。
日本しか知らなかった時は、お金持ちというのはそういう生き物だと思っていたんですが、世界の多くではお金持ちほど心優しく親切で、一緒にいて心地よい存在みたいですね。なんだか日本ではイメージできませんが…
そんなだから、
アニメやドラマなどでいけ好かないお金持ちのキャラクターはよく登場するけれど、善良な金持ちのキャラクターはあまり見たことがないのですよ。
外国のお金持ちとは
ヨーロッパの上流階級の人は、他人を見下しません。
(まあ内心どう思っているかわかりませんが、態度や言葉にうっかり出てしまう事もないし本当です)
それどころか、自分より下の人には特に優しく接したり
恵まれない人々にどうしたら貢献できるか?という課題を小さい頃から常に教育で身につけています。
音楽や芸術を尊敬し、
優雅に振る舞い、
誰のことも不快にせず、
怒らない←これ重要
というのが、彼らの上流階級として当たり前の振る舞いで、そうでない人はとても嫌われるし、ダサいし、出世できない、友達もいなくなってしまいます。
会社の上司や経営者も、傲慢でなく、部下たちの顔色を伺い、親切にして、不満がないか気にします。
例えば、
「宝くじが当たったら何したい〜?」
というお決まりの話題がありますよね。
なんと答えますか?
私はフランス人の仏語個人レッスンの先生に同じ話題を振られて、
「大きい家を買いたい!あと…旅行に行きたい!」
と答えてしまったのですが、
「寄付や社会貢献ができるわよ!」
…と返されました。この手の話題で、お金の使い道に社会貢献を挙げるのは上流階級の人間として至極当たり前の事らしく、ここで自分の欲望ばかり挙げると人としてダメだと判断されてしまうようです。
私は傲慢で心の狭い人間だと判断されたという事です。すみませんでした。
恥ずかしいです…
どうして日本のお金持ちが見下し体質なのか考えてみた
原因1
【日本では貧乏人にも平等にチャンスがあるように見えるから】
ヨーロッパの上流階級の人というのは、その親やそのまた親もずっと上流階級です。
下流階級の人がお金持ちになるのは、日本よりずっと難しいのです。
例えば職業に「ホワイトカラー」「ブルーカラー」という2つのカテゴリー分けがされていて、ホワイトカラーの仕事(主に頭を使うようなデスクワークの事)が尊敬されます。
上流階級の人間は皆ホワイトカラーです。
ブルーカラーは主に体を使う職業で、工場作業や配達員や職人がそれに当たります。
上流階級の家庭はホワイトカラーに就くべく英才教育を受けます。
大学に進学するのは日本よりもっとお金がかかります。大企業に就職するには家族や知人のコネが必ず必要で、無ければ試験を受けるチャンスすら無いんです。
びっくりですよね。ちょっと残酷に思えますよね?
ただ、このおかげで、彼らは自分より稼げない人を努力不足だとは思わないのですよね。
運や生まれがほとんどの事を決めていると知っているからです。
日本では環境が不平等だと気づく機会が少ないのです。
生まれも環境も時代も、親のお金の多さも、容姿だって、選べない。日本にもたくさんの不条理があるのに、成功した人は「自分の実力だ」と思いがちです。
謙虚さが無い人は上流階級の人間にふさわしくありません。
自分より下だと思う人がいるのなら、その人に与えるべきなのはひどい言葉ではなく慈悲と優しさと気遣いです。
原因2
【日本のお金持ちがグラデーションで、どこからがお金持ちだと思われるかわからないから】
外国の、はっきり分かれた「お金持ちとそれ以外」という壁が、日本にはありません。
ものすごいビリオネアも居ないし、ものすごい貧乏も居ません。
とても恵まれたいい国ですが、その実「自分は社会に貢献すべき責任がある」と思う人も居ません。
だから寄付が積極的に行われません。多くの人を幸せにする責任があると感じている人が居ません。上には上がいると言い続ければ、何もしなくても恥ずかしく無いのです。
日本は世界の中でもお金持ちの国ですし、誰もが優雅に、恥ずかしく無い生き方を目指してはいかがでしょうか。
まずは怒る事をやめてみましょう。不満があれば相手に優しく交渉してみるというのが正しいあり方です。
小さなニュースに腹を立てすぎるのも生産的ではありません。これが無くなればマスコミの不必要な過熱報道も無くなります。
原因3
【上流階級としての教育を受けて居ない人がお金を持つ事になる】
本当は上流階級の親か周りの友人と関わる事で、人を見下す下品な発言や振る舞いはみっともないと教わるのですが、下克上でお金持ちに成り上がった人は、他人への気遣いを学ばないどころか見下したまま、人を利用できるような立場になってしまう事があります。
しかも日本人の多くは柔順で抵抗ができないので上の人間が調子に乗ってしまうんですよね。
ヨーロッパでなぜ、下の人へ横暴な態度を取らず特別優しくするという教育がされているのかというと、そんな事をすれば叛逆されて殺されてしまうからです!
マリー・アントワネットのように!
アメリカなら銃で撃たれそう
自分が上だと思いたいからといって、人を貶めたり、屈辱を与えたり、怒って脅したりしてはいけません。それは恥ずべき事です。
….当たり前ですけどね。
まとめ
あなたとあなたの周りの人は、人に優しくできていますか?
自分は貧乏でかわいそうな人では無いと、誇りを持って美しい生き方ができたらいいですね。
本当はお金を持っているかなんて、人の価値を決めるものでは無いのです。
本当はお金があってもなくても人はそれぞれ幸せを見つける事ができるのに、苦しいのは大抵周りのひどい言葉や態度ですよね。
あなたは、そんなひどい言葉をいう人間にはならず、上品な人で居てください。
自らコンプレックスを感じてしまう人は、心は十分謙虚で素晴らしい人です。他人より多く人助けをし、優しく振舞って、誇り高く生きられるといいですね。
そういった優雅な振る舞いが、結果として人から尊敬され、上流階級と見なされ、親切に扱われたりお金を集める力になることもあります。
ああ、この記事をみんなが読めばいいのに。
よくぞ書いてくださいました。
私も大いに同感です。
嬉しいコメントありがとうございます!記事を書いたあと自信が無くなってしまって、これ誰も読まないんじゃ…?と思っていた所だったので、安心感動笑顔をいただいた感じです!