【チェック】フランス観光のマナーやチップは?

パリで観光客を見ていると、ヒヤッとする事が多いです!

外国って知らないでやると失礼になるようなタブーっていくつかありますよね。

ちょっと面倒ですけれど…。

間違えがちなマナーだけに絞ってわかりやすくまとめます!

言葉は「ボンジュー」「メルシー」が言えれば失礼にはならないんですが、日本人の普通の態度はしばしば失礼になるかも…?

旅先で嫌な奴だと思われないため、ぜひ読んでおいてくださいね!

 

注文の時 店員を呼んではいけない

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びっくりしたかもしれませんが、レストランやカフェなど、飲食店で、注文の際に手を挙げて呼んだり「すいませーん!」と店員を呼ぶことは失礼な事なのです。

多分ヨーロッパでは常識の文化なのか、ヨーロッパ人は旅行客でもみんなそれを守っています。

どうするのが正解か

まず、席に案内されたらメニューを渡されるまで待ちます。渡される際にはメルシー!と言ってください。

で、メニューを見て、決まったら、

メニューのページを閉じて、そのまま待ってください。

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この「メニューを閉じた状態」が、「注文決まったから取りに来てね!」という合図になっています。

日本よりのんびり優雅に食事をする国なので、日本人の時間の感覚だと、なかなか来ないな〜…って事もありますが安心して待っていて下さい。そのうち必ず来てくれます。

ある店では私より後に入った男性のひとり客が、ディナータイムの混雑もあって注文まで40分も待たされていましたが、彼は店員を呼ぶ事もなくスマホをいじりながらのんびり待っていました…日本なら大声で怒り出す人もいそうですが…フランスではそれが常識の範囲内。普通なんです。彼はちゃんと、40分後に機嫌よく注文していました。

日本とは考え方も文化も大きく違うのでご注意下さい。

なぜこんな仕組みなの?

どうしてこんな仕組みになっているかというと、フランスではお客さん1組につきサービスする店員がそれぞれ決まっており、基本的には他の店員は関わりません。

そして、店員はお客さんをよく見ており、注文や料理提供のタイミングも順番が決まっています。先に来たお客さんとの時間の兼ね合いなどもあるからだと思います。

それから、彼らは食事をゆっくり優雅に食べるのが美しく、楽しく、良いことだと考えているので食事に時間がかかることにイライラしません。

店員を呼んだらどうなる?

他の方が店員を呼んだ時の、フランス人店員の反応を見た事がありますが、(なんだよ〜ハァ…ったく…気分悪い…)みたいな顔をしておりました…

でもまぁ、店員に怒られたりするわけではありません。せっかちだよな…とは思われるかもしれませんが。

あと、パリのレストランの口コミに多いんですが、「呼んでも全然来ない!態度が悪かった」という書き込みをよく見るので、呼ばれても無視するという事もあるみたいですね。

呼ぶのは失礼なので基本的にしないようにしましょう。

こんな時は呼んでも良い

お会計がしたい時は自分から呼んで大丈夫です。

私の場合はメイン料理やデザートの後、店員さんが「コーヒーはいる?」と聞きに来るので、その時に「いいえ、お会計をお願いします」と言ってしまいます。そうしないと店員さんがなかなか現れなくて、呼ぶのに時間がかかるので。時間があればコーヒーを飲み終わった後店員さんに声をかけます。

トイレはどこですか?と聞くのも大丈夫。

グラスをこぼしたとか割ったとか、連れている赤ちゃんにすぐに何か必要など、トラブルや質問の際には近くの店員さんに声をかけましょう。

 

相手の目を見て挨拶をしよう

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これも意外と忘れるんですが、例えば「メルシー」ってお礼を言う時、フランスでは相手の目を見て、にっこりと口角を上げて微笑むのが常識です!

日本だと相〜当感謝してなければこんな事しないですよね。

私も住んで数ヶ月経つまではしていませんでした。

日本の観光客でこれがすぐ出来る人はほぼゼロに近い気がしますが、せめて相手の目を見てください。

こんにちは、さようならの挨拶もそうしてください。

日本だとお客さんが偉いという教えがあるので、カフェなどでコーヒーが出て来ても、ガイドブックやスマホを見ながら、片手間で「メルシー」と言ってしまうのでご注意を!

片手間で挨拶しちゃうとどうなる?

態度のでかい客だと思われるかもしれません…。観光客に慣れているお店なら、「仕方ないか」と思ってくれると思います。

これをやるか、やらないかで店員さんの親切度がわかりやすく変化します笑。

にっこり挨拶するお客さんには、店員さんはとってもフレンドリーで、いい笑顔と対応をしてくれるので楽しい食事になります。

日本では無い事ですが、自分の態度次第で接客が変わります。それがフランス

 

お店で自分から挨拶する

こちらは知っている方が多いかと思いますが、お店に入るとき自分から挨拶します。

日本ならお客さんは何も話す必要が無いですが、フランスは逆です。

個人経営の小さなお店と飲食店

入店の時、

昼…「ボンジュー!

夜…「ボンソワー

と言いましょう。ハローではなく、フランス語で挨拶するのが礼儀です。

 

退店の時は

オルヴォワー」=さようなら を必ず笑顔で!

 

さようならの後、多分相手が、

昼…「ボン  ジョルネー」=良い日を!

夜…「ボン ソワレー」=よい夜を!

と言って来るのでその時はただオウム返し。相手の言葉を繰り返して言えばよいので簡単です。

スーパーマーケット

スーパーに入る時は普通挨拶しません。

まぁ店員さんと目が合えば言いますが、普通言わないです。

お会計で自分の品の番になった時、

担当の店員さんに「ボンジュー」と挨拶します。

お会計が終わって

その店員さんと別れる時に「オルヴォワー」です。

 

チップは必要?

フランスではチップの習慣があまり無いので基本的には必要ありません。

私も払った事がほぼ無いし、フランス人が払うところも1度しか見たことがありません。

ベッドの枕元にもコインを置かなくて大丈夫なようです。置いてもいつもそのまま置き去りでベッドメイクされているので。必要ないよという事だと思っています。

ただ、グラスをこぼしてしまって掃除して貰ったとか、何か特別な事をお願いした場合には10€とか20€とか…店員さんにありがとうという言葉と一緒に渡した方がいいのかもしれません。

※オルセー美術館内の有名レストランLE RESTAURANT Musée d’Orsayでは、お会計の際に「で、チップはいくらにしますか?」と聞いてきます!…ビックリしました。まぁ店員さんも親切だったし仕方ないから10€払いましたがなんだか微妙な気持ちになりました…美しい天井装飾が素敵で見る価値はあるけれど、流れでがっつりチップを払うことになります。

 

ピザを食べる時 手を使っちゃう…

これは大したことでは無いんですが、時々やってしまいがちなので一応…

フランス及び、ピザの本場イタリアではピザはナイフ&フォークを使って食べます。

家ではどうか分かりませんが、レストランで手でピザを食べる人なんていません

怒られるわけではないけど、びっくりされるかも。

何というか、寿司をスプーンで食べてる人を見る感じですかね?

手でピザを食べだしたのはアメリカ人なのかなぁ…歴史はちょっとわかりませんがそういう文化が無いのでご注意下さい。

 

日本と色んな事が違ってびっくりしますよね。

とくに店員さんに自分から挨拶したり、にっこり笑って機嫌をとるような事をしたりという文化は日本と真逆!

 最初は「何でだよ!」と思うかもしれませんが、それがフランスだと諦めてください。(^~^;)

正直、これらのマナーは、フランス語や英語が出来る事よりよっぽど重要です。

 

そういえば、日本人の友達によく、「フランス人は英語が嫌いでわざと意地悪して話さないんでしょう?」って聞かれますが、なぜ日本でそんな誤情報?があるのかずっと謎です…。積極的に英語を話してくれますよ。でも、一生懸命フランス語を話すとそれはそれで喜んでくれるので私は下手でもフランス語を使ってみてます〜。まぁ、私が英語が出来ないってのもあるんですが(´-`)

 

☆補足

フランス語挨拶のカタカナ読みですが、例えば他のガイドブックに「ボンジュール」と書いてあって、「ボンジュー」なの?どっちだよ!と思うかもしれませんね。

つづりはbonjourで最後がrですが、これはフランス語にしかない独特の音で、

日本人には「ボンジューフ」に近い音に聞こえます。

そしてとりわけパリ人は早口なので、最後のrをほぼ発音しません。「ボンジュー」「オルヴォワー」といえば100%通じます。私は毎日これで生活してます。ご安心ください。

 

 

相手に嫌な思いをさせないように、そして自分の旅が楽しいものになるようマナーと常識には気をつけましょうね!

それではまた!オルヴォワーヾ(^∇^)ボン ジョルネ!

 

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