ヴェルサイユ宮殿 夜の花火大会&年に一度、朝まで踊る大仮面舞踏会!
フランス ヴェルサイユ宮殿で夏の間だけ特別に行われる、ダンスショーと花火を観に行ってきました。
とっても面白かったです。
朝まで踊るプログラムには参加していませんが、フェスティバルの日なら貴族の服装をした方に囲まれて過ごせます。雰囲気抜群でした!
フェスティバルの日以外は、多分ドレスの方は居ませんが、混まないし、噴水や花火も観れてとってもロマンチック!ぜひ行ってみてください!
シャンパンを片手に優雅に楽しみましょう!
どんな催し物なの?
- ヴェルサイユ宮殿の最も有名な「鏡の間」で、ドレスを着たプロダンサー達の優雅なダンスショー
- その他、剣技などのデモンストレーション
- ヴェルサイユのみどころ、庭園をのんびり散歩
- 大噴水も稼働。庭園にクラシック音楽が流れ、音楽に合わせ芝生から炎が上がる。
- 23時から庭園にて花火が打ち上がります。(15分間)
Les Grandes Eaux Nocturnes (高貴な水の夜景) という夏の特別プログラムですね。
夏の間、毎週土曜に開かれます。2018年は9月15日まで。
たまたま年に一度のフェスティバル「ル・グラン・バル・マスケ(大仮面舞踏会)」の日でした。
当日の昼、2018年の6月23日(土)ですが、思いつきでチケットを予約し訪問したら、年に一度の特別なフェスティバルだったらしく、貴族の服を着た方達でいっぱいでした。
ヴェルサイユの夜間解放はいつもこうなのかなーと感心しつつ観ていたのですが、後日それが特別な日だと知りました。
- バロック様式の衣装を着た男女が朝までダンスするイベント!!だそうです。
- ダンスパーティーに参加するには特別なチケットと、ドレスが必要。
- 他の方の衣装を観たいだけなら、当日の花火を観るためのチケットで観られます。
私は知らなかったので私服で訪問しましたが、花火の時間には3人に一人くらいの割合で貴族風の装いの方がいらっしゃいました。
ヴェルサイユ宮殿の写真が一層華やかに撮影できました〜。
大仮面舞踏会は年1ですが、ショー&花火は夏期に毎週やっていますのでぜひ!ほぼ並ばず、ヴェルサイユに入場&花火やライトアップが観れますよ〜!
当日の流れを写真付きで紹介
18時半入り口に到着
フェスティバルに向けすでにお貴族様が・・・!!
花火とショーのチケットは予約必須。事前にwebで購入します。
私は当日の昼予約しました。
時間を30分ごとに選べますが到着したら関係なかったです。多分遅刻しても大丈夫。
正面入り口Port Bに進みます。(案内のお姉さんは英語も上手ですしすぐわかります。)
手荷物検査などで20分ほど並びましたが、それだけで入場できるなんてお得!
ヴェルサイユは開館直後に並んでも炎天下で3時間待つと知人に聞いていたので・・・。
ヘラクレスの間で前座
大変豪華な広間に入れてもらえます。
ヘラクレスの間だそうです。
こちらで前座。鶏の格好をした男性が、観客とダンスして盛り上げます。
この部屋は天井画が素晴らしいので有名です。フランソワ・ルモワールの作品。アポロやヘラクレスが描かれているそうです。
ソプラノ歌手の生歌
移動し、隣の部屋でソプラノ声楽家による歌を聞かせてもらえます。
美しい。
移動の途中で宮殿内を少し見学できます
こちらはヴィーナスの間だそうです。
沢山の絵それぞれにテーマがあります。
例えば写真左上の、白馬の描かれた長方形の絵は、
「ネブカデネザールとセミラミスがバビロンの庭を上へ上げる」
だそうです。
(某スマホゲームをプレイしている私はなんか感動しました!笑)
こちらはアポロの間だそうです。
正面に、教科書で見たルイ14世の肖像画が!!
この絵は現在ルーブル美術館に展示されているのでこちらはコピーです。しかし元々はこの部屋にありました。感激です!!
鏡の間のセレナーデ
いよいよメインの催し物!
そしてこちらが、ヴェルサイユ宮殿で最も有名な「鏡の間」です。
豪華絢爛!
シャンデリア凄い!
装飾もすごい!
なるべく真ん中で観るのをお勧めします。
フランス貴族のパーティーに、異国の踊り子が招かれるというお話のようです。
10〜15分位。
貴族の方もご覧になっておられます・・・笑!
左壁全体に配置された鏡は当日大変高価だったらしいです。
この場所はヴェルサイユの中でも特にお金を掛けたゴージャスな場所なのですね。
・・・で、感想ですが・・・
ダンサーは多分バレエとか習ったプロの方なんですが、正直言うと、衣装や小道具がちょっとチープ…。
うーん、というか、ヴェルサイユ宮殿があまりにゴージャス過ぎるので、化繊のドレスの偽物っぽさが目立つんですよ
あまり期待はせず観てください。花火の前の楽しい前座という感じで。
とはいえ、殆ど並ばずに、ダンス付きで、鏡の間をゆっくり見学出来るのはだいぶお得です。
最後は剣技のデモンストレーション
笑ありのコミカルな劇です。
ただ所作はなかなかのキレでしたよ。ヒュン!という剣の音がかっこよかったです。漫画やアニメで見た事ある!
大庭園へ
21時くらいに庭園へ。
フランスの夏はこの時間でも明るいです。
こちらは大庭園のほんの一部。オーランジュリーといいます。
まるで絵みたい!
大仮面舞踏会は、こちらが会場になるようです。
大噴水
いや〜綺麗。
夕日と合わさって、よりロマンチック。
夏のみ稼働しています。
当時と変わらない方法でセーヌ川の水を汲み上げています。
会場はクラシック音楽が流れています。
奥の川の手前に見えるのは炎。
音楽に合わせて吹き上がります。
庭園内のいくつかの売店で、シャンパン、サンドイッチ、スイーツなども販売しています。
お洒落に楽しみましょう!
貴族(風)のみなさま・・・!
中央右の男性とかほんと笑う・・・!
写真頼まれまくってました。
最高です。
私は当日ダンスパーティーだと知らなかったので、フランスにもコスプレ文化あるんだな〜って観てました笑。
みなさんかなり気合の入ったドレス。
写真をお願いされると喜んで応じてくださいます。
至る所で撮影会になっていました。
年代や様式の違うドレスがこの日一度に観られます!
パイレーツオブカリビアン風のもあれば、映画とかで観たことある楕円形のパニエで裾がキュッと締まったドレスも見かけました。
着てみたかったなーでも似合わないか〜・・
しかしこの格好で朝までダンスパーティーとか
ほんと信じられませんね?!
コルセットしてますよ?!
トイレとかどうするの?!
欧米人の体力ほんっと半端ない。
私には絶対無理!
そういえば日本人は一人も見かけませんでした。
ドレスの方はほとんどフランス人。あと英語圏で多分アメリカ人が多かったですね。
広大な芝生にファイアー!
花火の時間まで庭園を散歩できます。
他にも見所がいっぱい!
ただ、広大すぎて先に体力が尽きます笑
飽きることなく花火を待てますね。
そしてお待ちかねの花火!
音楽に合わせて15分間打ち上がります。
この時間には人がいっぱい。
でもどこからでもよく見えますよ。
ディズニーランドの花火と同じくらいのボリューム感だと思いました。
帰り際のヴェルサイユ宮殿正面です
ライトアップが水面に反射して美しい。
夏の夜間解放でしか観られない風景です。
情報
交通
●私は車で訪問しました。入り口近くの駐車場は夕方少し余裕がある程度でした。離れた場所ならもっとあります。帰りは混雑で駐車場から出るのに時間がかかるのでご注意。
●電車でパリ中心に戻るには23時半頃が終電になるようです。ちょっと間に合わないかもしれませんね。タクシーかUberを考えておいてください。
●宮殿のそばにホテルがあるので、そちらに宿泊するのもおすすめ。
チケット
●私が行ったのと同じチケットは公式ホームページのこちらから予約できます。
鏡の間のダンスショー&花火です。おすすめ。
チケットは印刷しなくて平気です。お手軽!スマホに保存して、入場時見せます。
42ユーロ
●庭園散歩と花火だけのチケットはこちら
26ユーロ
●年に一度の朝まで踊る大仮面舞踏会ル・グラン・バル・マスケはこちら
※ドレスコードあり。
次回は2019年6月22日土曜日
98〜310ユーロ